代表の北島です。
昨日、今年最後の土地建物取引の決済引渡を無事終えました。クリスマスも終わってしまって残すところわずか。平成の年号もあと5ヶ月ですね。気の抜けない仕事がひと段落ついたので、ホッとしてしまったのか、少し前から気になっていた手塚治虫の「火の鳥」をこの年末年始に読んでしまおうと思い立ち入手。もちろん今まで読んだことがなかったのですが。
早速、1巻の「黎明編」を読み終わりました。うーん、途方もなくすごいな。大河ドラマ5話くらい見た気分。このスケール感と構想力。当時の漫画文化の時代背景を考えると恐ろしいほどの先進性です。実は今日は私の51歳の誕生日なのです。今頃気づく私も愚かなことと後悔するほどでした。大人のあなた、やはり読んだ方がいいです。
ちょうど皇室の話題が多い今日この頃ですね。いいタイミングです。日本神話に出てくる天皇の成り立ちは子供向け童話なんかでなんとなく知っている程度ですが、それが肉付けされて「多分こうだったんじゃないか劇場」的でリアルに腑に落ちます。こんな日本のベースとなる話をこれからの日本人と成長していく子供たちに伝えたかったんでしょうかね。すごいですね手塚治虫は。想像力、つまり創造力は歴史の中から作られると言いたいのでしょうか。それから未来です。そう、2巻は「未来編」です。まだ、さわりを見て、ちょっとした吹き出しを読むだけですが、よくもまあこんなことをこの時代にと恐れ入ります。昔からあるこの手のよくあった未来宇宙系のアニメ話のルーツはここなのか?と勘ぐっています。
小学4年の時「ブラックジャック」を初めて読みました。多分病院の待合室に置いてあった「週間チャンピオン」です。それまで知らなかったタッチのストーリーに引き込まれました。小遣いを貯めたりして単行本を何冊か買い、絵を描いたりして真似しました。なんの取り柄もない子供でしたが、絵だけは上手と言われていて、つまりはマンガが好きが高じただけでした。王道の水島野球漫画が1番でしたけど、心の師は手塚先生(笑)。あー、それなのに今頃「火の鳥」か。先生、許してください。心して読ませていただきます。年末年始の楽しみが増えました。
そうそう、話は飛びますが、最近ディズニーやジブリなんかのアニメがすっと受け入れられなくなっていて、なんとなく絵空事に見えるファンタジーにリアリティが感じられなくて入っていけないのです。ミニオンズを映画館で見たときもそうでした。何の話かちっともわからない。大人の事情というかさもしい心情というのでしょうか。一方歴史モノやドキュメンタリーのようなものは大いに興味津々で長々と見ていられるのです。思うに、どこかしらなんか「今後自分に何か役に立つかどうか」といった判断がいつも心のどこかでよぎっているのかもしれません。そうだとしたらなんとも貧しいことですね。
そんな今日この頃、アニメ離れファンタジー離れを起こしていた私ですが、ちょっと前に始まったアニメ「転生したらスライムになった件」をアマゾンプライムで発見して以来、毎週録画して小3の息子と一緒になって楽しんで見ています。ちょっとぶっ飛んだ設定でなかなかに面白いですよ。
最近のマンガはあまり知らないけれど、私たちの小さい頃は「マンガばっかり読んで!」と敵視される対象だったマンガなのでした。今やどうでしょう、我々が大人になったからでしょうか?今やすっかり生活や文化として溶け込んでしまっていますね。だってマンガは本に比べてずっとわかりやすいし伝わりやすいよね。文章を読むより、図を書いて説明してもらうことよりはるか先の同体験レベル。ワクワクするストーリーに魅力的なキャラクターと刺激的な描写(絵)これが揃ったときはすごいことになってしまって。関わるヒトもモノもカネも…。日本に留まらず外国文化や思考に影響を与えるほどの日本産超絶パワーカルチャーとでもいうべきか。ああ、脱線してきた。さておき、小3には「火の鳥」はまだちょっと厳しいかなあ(笑)。
自前デザインのベースはマンガだったのか!?
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