家じまいセミナーレポート【2024/12/7開催】

こんにちは、広報担当の香川です。
12月7日(土)に開催された「家じまいセミナー」のレポートをお届けします。

突然ですがみなさん、11月18日に放送されたNHK『あさイチ』の「知らないと怖い…相続トラブル」特集はご覧になりましたでしょうか?

この回の『あさイチ』では、いつも家じまいセミナーでも取り上げられるような、リアルな令和の相続事情について放送されました。

高齢化が進む中、実家の相続や空き家問題は多くの方が直面する課題となっています。

そこで今回の「家じまいセミナー」では、70代・80代の参加者様を中心に、宅建士と行政書士を交えながら、貴重な体験談や実践的なアドバイスが共有されました。

今回は、いつもとちょっと違った形で開催された「家じまいセミナー」のレポートをさっそく見ていきましょう!

家じまいセミナーお話会の特徴と意義

家じまいセミナーは講師が一方的にお話しするだけではなく、参加者さんとのお話を交えながら進んでいくのが家じまいセミナーの1つの特徴です。

しかし今回のセミナーはさらに1歩踏み込んだ形で、参加者同士が実体験を語り合い、互いの経験から学び合える場となりました。

相続や空き家問題は法律や手続きの知識だけでなく、家族間の感情や価値観も深く関わる問題です。

だからこそ同じような経験をされた先輩たちの生の声には、大きな価値があるなと感じました。

家じまいセミナーの相続に関する現実的な課題

セミナー中には、相続放棄についての具体的な相談事例が共有されました。

行政書士である小太刀先生からは相続の検討を始める際にまず確認すべきことは、プラスの財産とマイナスの財産の存在だとのアドバイスが。

例えば通帳の記録や届く郵便物をチェックすることで、負債の有無がわかることもあります。

また相続の判断は3ヶ月以内という時間制限があるため、できるだけ早い段階で専門家に相談することがおすすめだとのアドバイスもいただきました。

家族関係をめぐる難しい経験

印象的だったのは、ある参加者の方の体験談です。

親の遺した家をめぐって家族間で起きたトラブルについて、率直に語ってくださいました。特に仏壇や位牌の扱いについて深い悩みを抱えられたそうです。

この経験から相続問題は財産の分配だけでなく、家族の思い出や親を想う気持ちといった目に見えない価値も大きく関わってくることを学びました。

新しい制度と手続きの変化

お話の中で2024年春からの制度変更により、相続手続きが大きく変わったことも紹介されました。

相続人自身が住所地の市区町村で、全国の戸籍を取得できるようになったのです。

以前は各地の役所に個別に請求する必要があった手続きが、大幅に簡素化されました。

この変更により時間と手間、そして費用の削減が可能になっています。

ご参加の方の声

「自分の経験を話すことで、同じような立場の方々の参考になればと思います」と語る参加者の方々からは、お互いを思いやる温かい雰囲気が感じられました。

また日常生活の話題なども交わされ、和やかな雰囲気の中で相続という重い話題についても率直な意見交換がなされていました。

 

さらに「相続や不動産の専門家の方々に気軽に相談できる機会があり、とても心強かった」という声も聞かれ、講師と参加者の距離も今回はいつにも増してぐっと縮まった印象が◎。

家じまいセミナーがもたらす価値

実家じまいセミナーは相続や空き家問題に向き合う方々にとって、知識を得るだけでなく、心の準備をする貴重な場ともなりました。

特に、家族間のコミュニケーションの重要性や、事前準備の必要性について、参加者の実体験を通じて深く学ぶことができたのです。

法律や制度の知識は本やインターネットでも得られますが、実際の経験者から直接話を聞き、質問できる機会は貴重です。

また、同じような課題に直面している方々と出会えることで、精神的な支えも得られます。

次回の家じまいセミナーは2025年2月を予定しています♪