代表の北島です。
上海シリーズまだ終わらないでいます。上海の38度がとんでもないと思っていたら日本では40度だって。みなさまお身体お気をつけくださいませ。
さて、駆け足にというわけにもいかないのですが適当にかいつまんで。
2日目の夜は吉田君と合流し、弟は翌日早朝に帰るため街へ繰り出しました。
ちょっとインチキグッズのショッピングを。ハードな値引き交渉が展開(笑)。
世界各国のレストランが集まっているグルメストリート。いろんな人種の人たちがワールドカップ開催中で大型スクリーンを見ながらビールを飲む姿が見られました。
僕らはスペインバルに。このイカスミパエリア美味かった。
3日目は早朝弟を空港まで送り届け、そのまま社長のご自宅前にお迎えに行きつつ吉田君の職場に訪問。有名なメガネフレームの会社です。
ほんとはお抱え運転手がいたそうなのですが、変わり者の吉田君が自分で運転することにして廃止にしてしまったとのこと。でもね、とにかく公道での運転マナーが危なかしくて怖い。運転するのはかなり勇気が必要です。一時旅行者の運転は認められていませんがこの適当な交通システムが恐ろしくて絶対運転したくない。
新しいオフィスは駅直結の広大な敷地に5階建くらいのコンプレックススタイル。おしゃれな雰囲気でスマート。スタッフは30人くらいでしょうか?この日は中国の他の事業所からもスタッフが集まって営業会議とのこと。
若い女性も多いのですが、みんな公園に行くようなラフな格好でほぼすっぴん。男性もネクタイスーツなどあり得ません。ポロシャツにチノパンです。
9時出社だけど5分くらいは普通に遅れてくるのが通常という。それに残業はほぼなし。日系企業に勤めるような人材はほぼ大卒。英語は普通に日本語はカタコト?吉田君には通訳のスタッフが付いています。
これは吉田君がブランド立ち上げプロデュースすることになってしまった商品らしい。
会議までの間、少し時間をもらって一緒に行動。オフィスからそう遠くない七宝老街へ。お寺を中心とした観光ストリート。
例の同じ色の同じ味がするような怪しい露店食べ物がたくさん並んで。
暑くてアイスを買ってみた。ココナッツっぽい味で昔からの定番商品のようです。
氷菓だな。これもアリペイで支払い。
さてさて、本日の見どころは不動産物件(マンション)内覧2回目です。
吉田君の社長の義理の弟さんが不動産業を経営されているというので、物件をいくつか見せていただけないかとリクエストしたところ快諾いただきました。準備も必要だったろうになんてラッキー!謝謝〜。
新築も見れればと思ってピックアップしてもらっていた物件はまだ公開前ということで残念ながらできず。それでも夕方に中古3件の空室中、リフォーム中のを見せてもらいました。
場所は虹橋路という環状線沿いの交通便の良いエリア。築20年。日本人も外国人も居住エリアとしてよく利用されるとこだそうです。
このマンションビル群の敷地に「しんせん館」(日本語表記のまま)というスーパーもありました。
なるほど〜築20年というとこんな感じか〜。
こちらは賃貸物件で日本円で約30万円〜35万円。もう驚かないぞ(笑)
部屋によってオーナーが貸主の要望に合わせてリフォームされています。
ここは退去したばかりということですが、家具などは基本的に置きっ放し。
一見なかなか立派に見えます。間接照明があったり、ゆったりしたリビングに大きなソファに。豪華な照明とか、木目もびっしり。
多くの方々がゴージャスでモダンな感じが好きなんだろうなという気配がします。
細かいところはわかりにくいですが、仕上げのクオリティがちょっと残念。(リノベ業者目線になってしまう。)
これは職人さんの意識の問題でね。よく言われるところの「普通」が何かという話です。
この程度の仕上げで十分というのが彼らの普通なのでしょう。
近く入居があるという現在リフォーム中のお部屋も見せてもらいました。
こちらは白が基調のシンプルなテイストです。新しく作るものはしっかりとトレンドを押さえています。
ここでもリノベ事業展開できるんじゃないかと頭でふと考えてみたり。
何しろマーケットは無数にあって、クオリティは日本のセンスを求めている層がいっぱいいるわけだし。
でも〜、こっちで展開するのにネックなのは職人さんです。
私にはとてもまとめられる自信がないな(笑)。
共用部分は大理石や御影石でゴージャスに仕上げるというのが中国式定番かな。やたら金色も目につきます。
日本のはシックな色合いのタイル貼りが多いですね。日本風はやっぱりステンレス系の銀色です。
中国の若者もゴージャスからシンプル思考に移っていると聞きます。
無印良品なんかもとても流行っているようで。(私はへ?これが?と思えてしまい、無駄に高くてキライなのですが。)
その後、吉田君のボスである沼会長と不動産経営の弟さんとその奥様、また吉田君と通訳の周君の6名でとっても美味しかった東北中華料理のお店でご馳走になりました。吉田君の知人というだけの関係で会社とは何のビジネスの絡みもないというのに大変なおもてなしを受け感謝感激です。しかも冷やかし物件内覧で恐縮です。
ちなみに中国での会社の役職名についてですが董事長というのは会長。沼董事長です。
会長職といっても株主総会の代表みたいなドン。中国俗称では大班(タイパン)というらしいです。
吉田くんは総経理(これは社長)です。会社の経営を任された総責任者です。そんな意味合いでNo.2です。
ここの料理全部美味しかったです。持って帰りたかった(泣)
沼会長は日本人の方ですが稀有な経歴の方で、地銀から県庁に移られ、県庁の仕事で上海に渡り、その後現在の会社に縁あって転職され、もう上海に22年いらっしゃるという超高度経済成長する上海を見てこられた方です。奥様は地元の有力な上海人らしく、お会いしたその義理の弟さんが地元のネットワークを有しての不動産業を経営。
その弟さんからはもしも私が上海でリノベ展開する場合のシミュレーションなどアドバイスをいただいたり。やっぱり地元のネットワークがあると安心感が違います。
また、左端の通訳の周君は私のリノベーションのパンフと仕事の話に興味津々でした。彼は小さい頃から将棋が好きで日本が好きで憧れていたそうです。発展する上海で育ちながらも日本文化に対してのリスペクトを感じて、ちょっと嬉しくなりました。少し前に日本への人事異動が決まったそうで、生粋の上海っ子の周君とホットラインが繋がったからには、もはや新旧の上海事情は確保したも同然です。そのうち日本でお会いしましょうね。
やはり人との交流があっての実りある充実した旅行になったなあと満足げな私でした。
次の日に続く。
実は上海よりずっと暑い日本だった!!
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